2019/10/17 2019/10/16

【保護者のお悩み相談室】中学2年生の息子が不登校。学校復帰できた例をなかなか聞きませんが何かヒントはないでしょうか。

不登校の子育て経験者があなたの悩みに回答する「保護者のお悩み相談室」。今回は『中学2年生の息子が不登校。学校復帰できた例をなかなか聞きませんが何かヒントはないでしょうか。』という悩みを相談してくれた「SK」さんに、相談員「トミヒロ」さんから回答をいただきました。

SKさんのお悩み

中学2年生の息子が1学期から不登校です。
部活は行き、大会などにも出ているため部活仲間は不登校でも受け入れてくれています。

定期テストも受けています。
塾の個別指導も十分ではないですが受けています。

さて、ここまできたら、あとは学校復帰では?と思うのですが、息子は「2学期から行く」と言ったものの結局テストの日以外は行かないまま一カ月が経ちました。

今が中3なら、もう中学はいいか、と受験勉強に絞るというのもありですが、中2の今、学校復帰以外に目指すことがわかりません。学校復帰できた例をなかなか聞かないのですが、何かヒントはないでしょうか。

相談員「トミヒロ」の回答

SKさん はじめまして。
相談員のトミヒロと申します。

SKさんにとって,この一回の相談で,どれほどお力になれるのか…不安はありますが,SKさん,そしてご家族の皆様のためにも精一杯のお返事をさせて頂きます。
よろしくお願いします。

 
相談内容拝見しました。
内容から相談のメインを『学校復帰のヒント』と判断して回答させていただきます。

1学期からの不登校とのことですが,
詳しく様子を拝見すると,学校や学習を完全に拒否・遮断しているタイプではなさそうですね。

部活動での友人との交流や協調を受け入れられる。
定期テストに対する必要感をもち,そこに向けた行動力がある。
学校以外の場所で学力向上に努めようとしている。

1学期から不登校で,現在が今の状態であるならば,この状態は・・・決して悪い状態ではないと感じます。

だから,一刻も早く学校復帰を!と,願うお気持ちもよくわかります。
でも,一気にということは,けっこう難しい問題です。

もし息子さんの心の内側から,目的や意欲,関心が沸き上がれば,パッと学校復帰,または別の行動(お家の方が望まない行動もあります)に向かうことがあります。

で,そのためにSKさんが,外側からできそうな働きかけを考えてみました。
※息子さんの今の様子が詳しくわからないので,かけ離れていた提案でしたらすみません。

■学校に関わっては・・・
・学校の担任やスクールカウンセラーと話をする機会を持つ。まずはSKさんだけでも。そして息子さん本人も。
・部活仲間との,部活動以外での接点を大切にする。一緒に勉強したり,お喋りしたりすること。子どもは子どもの中へ入るのが一番ですので。
・学級へ行くことが難しくても,相談室や保健室はどうか,昼間1時間でも,放課後1時間でもどうか。本人と学校との間に立って,相談してみる。
・夕方頃に「買い物に行こう」と言いながら,学校へ寄って連絡物を息子さんと一緒に受取に行く。ちょっとした学校との接点づくりを試す。
・地元の教育委員会に相談をして,中間教室での学習を考えてみる。
・「とりあえず久しぶりに学校見に行くか」と,散歩がてら学校近くまで行く。 等。

■心のエネルギーに関しては・・・
・朝は日の光が当たるようにし,三食しっかりすすめ(学校と同じ)生活のリズムを維持する。
・おはよう,おやすみ,ありがとう等,学校や勉強がどうのではなく,日常的な声がけを大切にする。
・家庭にいる時間は,ゲームなど生活のリズムを乱す物とはできるだけ距離をはなす。
・家庭にいる間に何か仕事(手伝い)を与える。家にいる息子さんを「あてに」する。
・そして,そのことができていたら,感謝の言葉を口に出して伝える。
・SKさんが無理することなく,かつ笑顔で,息子さんと接する。学校へ行っていない息子…ではなく,家にいてくれる息子という視点から接する。  等。

思いつくまま書いてみましたが,すでに実行されているものもあるでしょうね。また,これは無理というものもあるかもしれません。

基本的には,復帰は本人次第。だからこそ,本人と話し合いながら,提案しながら,共に歩んでいく事が大切だと思います。

中2の3学期から復帰とか,中3への進級と共に復帰なんていう事例もあります。
でも,どこかの誰かとくらべることなく,息子さんの表情やつぶやき,これまでの言動を見ながら,寄り添ってあげてください。

なによりも,息子さんが選んだ今の道です。
そして彼は,家族のそばにいることを選んだのです。
きっとエネルギーを貯めて,また動き出します。
内面から沸き起こる力で登校に向かった子は,以前よりもずっと強靱になります。
諦めることなく,働きかけもしながら,彼を信じる気持ちを秘めて待ちましょう。

 
最後に,決してSKさんお一人で抱え込まないようにしてください。
我々Rizの仲間全員が,SKさんとご家族を応援しています。

もし再びRizを訪問する機会がありましたら,メール相談などを通じて,ひとつひとつについて,一緒に考えさせて頂ければと思います。

トミヒロ
◆相談員「トミヒロ」について
トミヒロ

30年以上にわたって児童生徒たちやその保護者の方々と関わってきた経験を持つパパ。不登校ママサロンの相談員として活動する他、ご自身のブログで子育て経験談を発信中。不登校ママサロンを利用するとトミヒロに個別相談することも可能です。

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