2019/10/14 2019/10/13

【保護者のお悩み相談室】二学期に入った途端やる気がなくなってしまった息子。何も言わず本人の意思に任せた方が良いのでしょうか。

不登校の子育て経験者があなたの悩みに回答する「保護者のお悩み相談室」。今回は『二学期に入った途端やる気がなくなってしまった息子。何も言わず本人の意思に任せた方が良いのでしょうか。』という悩みを相談してくれた「さやママ」さんに、相談員「ともみ」さんから回答をいただきました。

さやママさんのお悩み

こんにちは。
通信制高校に通う高校1年の息子を持つ母親です。

息子の通う高校はフリー登校の通信で自宅でタブレットで勉強を進めていきます。登校してやるのも自分でやるのも本人の自由意志です。
本人が選んだ学校です。理由は「学校に行かなくて良いから楽そうだから」だそうです。

息子は中学2年生の終わり頃から学校に行ったり行かなかったりの生活になり、中学3年生になってからは行事しか出ないようになりました。

家ではオンラインゲームで知らない人とも繋がる様になり、完全に昼夜逆転生活。今もそれは続いています。

通信制高校に入ってからは、月に3~4回学校に行くだけでしたが、自分がやらなきゃ行けないことは何とかクリアしました。しかし二学期に入った途端、全てが面倒になってしまったようで、落ちてしまった試験の課題なども全くやる様子をみせません。期限が決まってるものにたいしても何もやらなくなってしまいました。

少しでも勉強のことを言えば、「うるさい」「黙れ」「お前には関係ねぇ」「小中の頃のお前にまたなったな」と返ってくるばかりで部屋にこもってしまいます。

確かに私はとても口うるさい母親である事は自覚しております。今はなるべく言わない様にしているつもりなのですが。

息子は高校卒業認定は欲しいと思っているようですが、「5年で取ればいいだろ!」と言っており、やる気も見せず、ゲームに没頭し、楽なほうにと逃げていってしまいます。

夫婦仲は、息子が小さい時から悪いです。
その中で色々な事があり、嫌な思いを沢山させてきてしまいました。中3の頃に子供が暴れて警察を呼んだ事もあります。学校のカウンセラーさんにも沢山相談しました。

そんな親を見て、そして理不尽な学校の先生などに接して、大人に対して信頼もなくしてしまったところもあるのだと思います。
お前達のせいで自分はこうなった!と思っている様です。

本人が高校は卒業したいと思っているのなら、5年かけてゆっくり進めれば良いと思う一方で、3年で卒業してほしいと思う気持ちもあり、
ゲームをずっとやらせてて良いのか葛藤しています。
かと言って、ゲームを無理矢理辞めさせることは無理に等しいです。

親はこのような状況において、何も言わず、本人の意思に任せた方が良いのでしょうか。やってほしいと思うのは親のエゴなのでましょうか。

コンビニやお散歩には出かけます。毎日お風呂にもちゃんと入ります。私には息子が自分の楽な事だけをしていたいという風にしか見えず、色々なニュースを見ると心配になります。

相談員「ともみ」の回答

さやママさん こんにちは(*^^*)
相談員のともみです。
どうぞよろしくお願いします。

このたびはご相談をお寄せいただき
ありがとうございます。

****************

高校1年生の息子さん
通信制の高校で2学期から

『すべてが面倒になってしまった』
『自分の楽な事だけをしていたい』

そんな状態ということですね。。

昼夜逆転、ゲームばかりの息子さんのそんな姿に不安な気持ちになるさやママさんの気持ちが伝わってきました。。

息子さんが暴れて警察沙汰になったり大変な思いをされましたね。

うちの息子も昼夜逆転、ゲーム三昧、そして、暴れて部屋の中のものを投げる、壁や家具を壊すという時期がありました。

さやママさん。私がご相談の内容を読ませて感じたことは。。

もしかしたら、さやママさんが不安に感じていることと真逆かもしれません。

こんなふうに感じましたよ。

【息子さんはすごくがんばっている(^^)】と。。

どこが?
と思いますか?

やることもやらずに親に心配ばかりかけて。。
と思いますかね?


ご相談内容からだけですが

☆高校を自分で選んだ。
☆中3のとき行事には参加出来た。
☆月に3、4日も登校出来た。
☆1学期は課題をクリア出来た。
☆高校認定試験は受けたい。
☆5年をかけて取得したい。
☆コンビニやお散歩に行ける。
☆毎日ちゃんとお風呂に入る。
☆自分の楽しいと感じることを知っている。

自分の気持ち、意思を大切に積極的に自分の行動を選択出来ていて。。

中学校で不登校。気持ちが荒れたこともあったのにこんなにたくさんのことが出来て。。

息子さん。本当に頑張ってる✨
そう感じます(^^)


【気持ちのバランスを取ることの大切さを教えてくれているのかもしれません】

●息子さんの楽しいと感じる気持ち

1学期はすごく頑張ったんですね。もしかすると、中学校での不登校を取り戻したいと思ったのかもしれないですね。。

【楽しそう】と選ぶことはとってもいいことだ。と私は思いましたが。。

楽しいと感じられたら、嫌なことも頑張れるかもと思いますので。。


●息子さんの逃げたい気持ち

頑張りたいと思っても、気持ちが付いてこないときはあるんじゃないかな。。と思うのです。

現実から逃げたくなって、オンラインゲームをしたり、昼夜逆転になっていたり。。

さやママさんが感じるようにゲームや昼夜逆転は【本人の意志】でしか辞めることは出来ません。


●息子さんの嫌な思い

息子さんにとって【嫌な思い】を感じること。さやママさんは思い当たるとのことですが。。

もしかしたら、息子さんは、その【嫌な思い】を【楽しい気持ち】でバランスを取っていたのかも。。と思うんです。

無意識だとは思いますが。。


●さやママさんの不安な気持ち

今、現実に息子さんの【楽な方に逃げている】姿

さやママさんはこれを見て不安に感じているとのことですね。

どんなニュースでそう感じるのかはわかりませんが。。

でも、息子さんはさやママさんの息子さんだから大丈夫なんですよ✨

こんなに一生懸命息子さんのことを考えてどうにかしたいと悩まれている。。

ご自身を振り返り、口うるさいことや夫婦関係で息子さんに嫌な思いをさせてしまい、それが息子さんの状態に影響しているかも。。と気づいて。。

それを人に話すことは本当に勇気のいることだったと思います。

さやママさん。気持ちを話してくれてありがとうございます(^^)


●気持ちのバランスを取りながら回復のプロセスの途中の息子さん

息子さんはまだ不登校から回復のプロセスの途中なのだろうと思います。

意欲はあるけど、気持ちが付いていけない。。

頑張りたいけど、無理だった。。

息子さん自身が一番自分をどうにかしたいと思っているのではないでしょうか。

このままでいいとは思ってないからこそ、自分で自分に合う高校を選んだのではないか。

そう思うのです。


●見守るときに親が経験する期待からの落胆

不登校の回復のプロセスを見守るときに苦しいのは期待からの落胆です。

『やる』と言ったのに、『やらない』んだ。。

という出来事はすごく不安になりますよね。。ときには怒りや悲しみを感じることも。

でも、この不安は私達親自身の内面で起きている出来事なんです。
勝手に期待して、勝手に落胆して(^^)


●『今はなるべく言わないようにしている』

さやママさんはそうしているんですね。。

そうしたいと思われたからでしょうか?

さやママさんが『言わないようにしている』ことで、息子さんが素直な気持ちを話してくれるようになると、親子ともに楽になってくると思いますよ。


●楽しいこととは工夫かも?

【楽なこと】や【楽しいこと】を考えることは、つらい現実を乗り越えるための工夫なのかもしれないと私は思っています。

きっと強く生きる力にもなると思うんです(*^^*)


●気持ちを表現する大切さ

さやママさんから見ると心配で不安な状態かとは思いますが

今、息子さんは自分の意思で決めて行動して、現実を乗り越えている最中なんだと思うんです。

高校を決めたのも、強い意志(〜がしたいという強い気持ち)というわけではないかもしれません。

でも、自分の中にある意思、気持ち、考えの表現が出来て、行動を選択出来ることは本当に大切なことだと思うのです。

さやママさんはスクールカウンセラーに相談されたりしているんですね。。

ご自身の意思、気持ち、考えを誰かに話すことや他人の価値観との違いから見えてくる【ご自身の気持ちのバランス】があります。

Rizのほうでもメール相談を受け付けています。良かったらご利用くださいね。
◆相談員「ともみ」について
ともみ

通信制高校二年生の長男(中学一年生より不登校)と中学三年生の長女(小学五年生より不登校)を育てるママ。不登校ママサロンの相談員として活動する他、ご自身のブログで子育て経験談を発信中。不登校ママサロンを利用するとともみに個別相談することも可能です。

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