2019/09/26 2019/09/26

【保護者のお悩み相談室】不登校中の中学を卒業するまでの残り数ヶ月。親はどの様に接するのが良いのでしょうか?

不登校の子育て経験者があなたの悩みに回答する「保護者のお悩み相談室」。今回は『不登校中の中学を卒業するまでの残り数ヶ月。親はどの様に接するのが良いのでしょうか?』という悩みを相談してくれた「よこよこ」さんに、相談員「杏」さんから回答をいただきました。

よこよこさんのお悩み

中高一貫校の中3男子の母です。
息子は中学2年の夏休み頃から部活を無断で休んだり嘘をつく事が多くなったりしました。気になる事が多くなったので一度叱ったら、二学期は行事には参加するけれど授業に出なかったり遅刻したりの五月雨登校でした。

三学期中はなんとか行けて中3になり頑張って登校していたのですが、3年生の6月あたりからは本格的な不登校となってしまい現在も行っていません。

最近になって、1年生の時にクラスの子に陰湿な嫌がらせをされていたことや部活でも悩みがあった様なことを話してくれました。当時はとても辛かったんだと思います。

本人の中ではもう今の学校に希望も興味もなく勉強も遅れて授業に出ても苦しいし戻る気がないと言っています。
当時は話してくれない事が多くわからなかったのですが、だんだんと行きたくない理由も変わってきてしまった様に思います。

不登校になり始めた頃はなんとか学校に行かせることが大事と私も必死でしたが、今では子供の心が元気になるまで学校へは行かなくていいと思い息子にもそう伝えるようになりました。

最近はだいぶ息子の気持ちも落ち着いて来ている様子だったので「高校どうしようか?」と問うと、通信制の高校に行こうかなと考えている様でした。

正直、いつか今の学校に戻ってくれると願っていましたが、今では子供の気持ちを尊重したいしサポートするだけなんだと思っています。

ですがこの残りの中3の数ヶ月(も登校する気はないと言っているのですが)どの様に過ごすのがいいのでしょうか?

勉強は家で自分でするとは言っていますが、昼夜逆転となっている現状や一日中スマホばかりやっている様子を見てるとそれは疑問です。

ぽっかり空いてしまった勉強の穴埋めを出来る所までして欲しいと思うのですが、それもやはり全て本人に任せて見守るだけでいいのか?
家庭教師や勉強もできるフリースクールなど行くように促した方がいいのか?
本人が望まない限りアドバイスしない方がいいのか?
など、やっぱり悩んでしまいます。

相談員「杏」の回答

よこよこさん
はじめまして。
相談員の杏と申します。どうぞ宜しくお願いいたします。

よこよこさん

*去年の夏休み中から部活を無断で休んだり嘘をつく事が多くなったこと
*一度叱ったら二学期は行事には参加するけど授業には出なかったり、遅刻したりの五月雨登校となったこと
*中3になり頑張って登校していたのに、6月あたりから本格的な不登校状態になってしまったこと

この1年間を振り返ると…本当に気が休まることがなかったですね。その中でも、よこよこさんの息子さんの気持ちに寄り添おうと決められたこと、それを息子さんに伝えた行動力は、息子さんに絶大な安心感を与えることができたのではないでしょうか。

だから、最近になり、一年生のときのクラスメイトから受けた嫌がらせや、部活の悩みをお母さんであるよこよこさんへ話してみようと息子さんは、思われたのではないでしょうか。

私の長男も、同級生からクラス内の嫌がらせたげでなく、帰宅時に待ち伏せまでされるようになった時期がありました。担任の先生から、長男はちょっと厄介なタイプなんですよ…と言われました。どう厄介だったかと申しますと、男としてのプライドがあり、お母さんに知られたくないから、隠そうとする。そして、友達思いのところから、長男自身はされて嫌なのに、友達をかばおうとするから、真実が見えてこない…と。

よこよこさんは、私の長男をどう思われますか?私は、とても不憫に感じました。母である私にも本当のことを言えずに我慢して良い子になっている息子、嫌だと言えずに、それでもクラスの中で良い子になっている息子、良い子をやっていても、先生から厄介な性格と言われる息子…長男にとって、良い子は我慢しているだけで、何もいいことがないんですよね。むしろ良い子になることは、長男を苦しめたのですね。はっきり『嫌なことは嫌だ』と周りを気にせず言えた方が、相手にも周りにも伝わり、息子も早くその状況から出ることができたんですよね。

よこよこさんの息子さんも、男としてのプライドがあったのではないでしょうか?お母さんに知られたくない…心配をかけたくないというお母さんを想う優しさがあったのではないでしょうか。そして、よこよこさんの息子さんは、自分で自分を守ることをしたのではないでしょうか?よこよこさんからすれば、『困ったこと』として映る行動も、その時の息子さんが思いつく自分を守る行動だったのではないかと、読ませていただきながら感じています。

人生は、まず『自分』があってのものですね。自分を守る力があるよこよこさんの息子さんならば、こうしたい…というビジョンが見えたら、またエンジンをかけて進み始めることができると思いましたよ。勉強の仕方も、現代は多岐にあります。スマホが家庭教師にも塾にもなる時代です。『これだけスマホを使いこなせるあなたなら、時代を味方にしたビジネスを生み出せるんじゃない』と息子さんに可能性を見せながら過ごされるのはいかがでしょうか?

ちなみに良い子を演じていた私の長男は、高校受験は、スマホの無料配信されている講座だけが勉強の友でした。それでも、今、大学に行きながら、日本に来ている外国人旅行者のツアーガイドをしています。語学もネットやテレビでの独学です。私は、あの後、『嫌い、嫌だ』と思うことも、言うことも悪いことじゃないと、繰り返し、ことあるごとに伝えました。その後、長男の『嫌・嫌い』がハッキリしていく反面、『好き』なこと『これ良いかも』が強くハッキリと出てきて、人生の方向性が自然に見えてきたように感じますよ。

よこよこさん、我が子の行動に一喜一憂してしまうのは、親の性ですね。私も、当時はたくさんの方に支えてもらいました。不安や心配が溜まる前に、どうぞよこよこさんもご自身のリフレッシュ法をお持ちになられてくださいね。そして、それでも不安・心配が溜まる時には、ママサロンの現役子育て中の相談員がいつでもお話を伺いますよ。よこよこさんと息子さんの開かれていく未来を応援しています。
◆相談員「杏」について
杏

大学生の長男と高校一年生の次男(中学二年の秋〜中学三年の夏まで不登校)を育てるママ。不登校ママサロンの相談員として活動する他、ご自身のブログで子育て経験談を発信中。不登校ママサロンを利用すると杏に個別相談することも可能です。

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