2019/09/06 2019/09/05

【保護者のお悩み相談室】息子が不登校から通信制高校になんとか入学。しかし、また次第に行かなくなり悩んでいます。

不登校の子育て経験者があなたの悩みに回答する「保護者のお悩み相談室」。今回は『息子が不登校から通信制高校になんとか入学。しかし、また次第に行かなくなり悩んでいます。』という悩みを相談してくれた「ともみん」さんに、相談員「トミヒロ」さんから回答をいただきました。

ともみんさんのお悩み

通信制高校に通う息子のことで相談させていただきます。

息子は中学一年の一学期に同じ部活の子供がクラスにいなくて、クラスの子と話が合わず一人になり、いじめに合い、学校にいけなくなりました。

相談室を利用しながら2学期は行くことができたのですが、3学期からはまったく行けなくなり、それから中学三年の2学期までほぼ行けませんでした。

進路選択の時期になり、何とか動きだし、担任の先生と面談をして通信制高校を受験。入学はなんとかできたのですが、入学から3か月を過ぎたあたりから学校に通うことが疲れてしまったようで、「お腹が痛い」と訴えるようになり次第に行かなくなりました。

学校に入ることが目標だったと話しているので、そのあとのことは考えてなかったようです。
でも、そのあとのスクーリング4日間のうち3日間は行けたので、そこは評価してあげたいなと思っています。

その後は、レポートを全然やらなくなってしまいました。
レポートの提出を守れず進級できなかったとしたら、息子が自信をなくしてまた引きこもりになってしまいそうで怖いです。

親としてどうすればいいか、日々悩んでいる状況です。
何かを一緒にやろうといっても拒否されてしまいます。
自分でやりたいとか言い訳ばかりいっています。

現状になんとか早く向き合ってもらうためにはどうすればいいのか、毎日悩んでいます。

相談員「トミヒロ」の回答

ともみんさん はじめまして。
相談員のトミヒロと申します。

この一回の相談で,どれほどお力になれるのか…不安もありますが,ともみさんとご家族の皆様のために,精一杯のお返事をさせて頂きます。
よろしくお願いします。


相談内容拝見しました…そうなんですね,中1からともみさんも息子さんも,ずっと頑張ってきたんですね。
あっという間の中学校の3年間。その中ではきっと,様々な苦悩があったと思います。
それでも,卒業という節目にあわせて,通信制高校という一歩を踏み出したんですね。
そして,今ここで,あらためてともみさんも息子さんも立ち止まり,より先を見つめているように感じました。


ともみさんの
『4日間のうち3日は行けたのでなんとかやれたのでそこは評価してあげたいなと思っています。』
この考え方はすばらしいと思います。
できなかったことよりも,
できたこと,できそうなことへ視点を向ける。
きっとこういったことを続けてきたから,通信高校への後押しの力となったのだと思います。


さて,息子さんの
『学校に入ることが目標だったと話していて。』
ここはポイントですね。
ぜひこの点を踏まえて,あらためて息子さんと話してみてはいかがでしょうか。
そしてその際は,ともみさんご自身の
『進級できずに自信をなくして、引きこもりになってしまいそうで怖くて』
この点を忘れずにいてくださいね。

つまり,ともみさんの息子さんへの願いは
『引きこもらずに,外へ,社会へ出てほしい』
ということですよね。
そのための目標の一つのイメージが
『進級』
なんですよね。でも,もしかすると,
『進級』を目標としなくても『引きこもらずに,外へ,社会へ出てほしい』という願いに到達する道もあると思います。
それを,息子さんと共に探すことをしてはいかがでしょうか。

あわせて,今の息子さんの願い・目的を少しずつ確かめていきたいですね。
「学校へ入るのが目標だったんだよね。よし,その先どうしようか。」
「母さんは,あなたが頑張ろうとしていることを応援するからね。」
といった話し合いやメッセージを伝えることを,これまでもされてきたと思いますが,あらためてしてみることも大切だと感じます。

『自分でやりたいとか言い訳ばかりいっています。』
そうかもしれませんね。
でも,彼なりに必死に頑張っているのかもしれません。
そして今,学力に対する自己理解も進み,息子さんにとってあらためて苦しい時期なのかもしれません。

『自分でやりたい』
というならば,そこをがっつり応援していきましょう。
「よしわかった!あなたが自分でやれるために,母さん達にできること教えて。」
って。

『自分でやりたい』『~をしたい』『~やってみたい』
というのは,エネルギーが少しずつ貯まってきている証拠。
どんどん応援しましょう。

ともみさんは心配をされていますが,息子さんが一番
『現状に向き合っている』
のかもしれません。

すでに実践されている声がけや対応もあると思いますが,ともみさん・息子さん互いに無理せず,あせらず,息子さんにどうなってほしいのか。
そしてまた,息子さん自身はどうなりたいと考えているのか。

そんなことを語り合いながら,この先を考えてみてはいかがでしょうか。

最後にともみさん,決してお一人で抱え込まないようにしてください。
市区町村の相談支援があります,通信高校だって様々な提案ができるはずです。
そして,我々Rizの仲間全員が,ともみさんとご家族を応援しています。

もし再びRizを訪問する機会がありましたら,メール相談などを通じて,ひとつひとつについて,一緒に考えさせて頂ければと思います。
◆相談員「トミヒロ」について
トミヒロ

30年以上にわたって児童生徒たちやその保護者の方々と関わってきた経験を持つパパ。不登校ママサロンの相談員として活動する他、ご自身のブログで子育て経験談を発信中。不登校ママサロンを利用するとトミヒロに個別相談することも可能です。

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