- 不登校の子育て経験者があなたの悩みに回答する「保護者のお悩み相談室」。今回は『学校を辞めたくないと言うが行かない息子。昼夜逆転にゲーム三昧、親は何ができるでしょうか。』という悩みを相談してくれた「ななえ」さんに、相談員「yuki」さんから回答をいただきました。
ななえさんのお悩み
不登校の息子について相談させてください。息子は中学3年生の頃から不登校で、現在は通信制高校に在籍しています。
昼夜逆転のゲーム三昧。部屋には入れない。反抗期も重なり、話しかけると機嫌が悪くなり、手ががつけられないためここ最近は出来るだけ話しかけないようにしています。
ゲームは私のクレジットカードを勝手に持ち出して課金をしており、経済的なこともあって限界です。
通信制の学校も「全く行かない場合は卒業できない」と言われています。本人としては学校は辞めたくはないようですが学校には行けていない状況です。
周りには相談できる人もいません。
気持ちをどう持って行ったらいいでしょうか。
彼のために何が出来るでしょうか?
相談員「yuki」の回答
ななえさん。こんにちは。相談員のyukiです。毎日暑いですね。子供のことで悩みがあるとつい親は頑張ってしまいます。自分の体のSOSすら気付かないふりをしてしまします。ただこの夏はどんなに元気でも参ってしまう暑さです。お時間とれる時は、少しでも横になって大事にされてくださいね。お便り読みました。ななえさん。お辛いですね。中三で不登校。それでも通信制高校へとの運び。お子様もななえさんもとても頑張られたことと思います。もうこれで大丈夫。ななえさんはそう安堵されたことでしょう。そしてお子様もそうだったかもしれません。だけど今はご相談をいただいた通りの毎日。悩んでしまいますね。
ななえさんのお便りで感じたこと。ななえさん。お優しいです。一生懸命お子様を育てていらっしゃる。お一人でご立派です。
だからこそ、ここではあえて少しキツイ事を書きますね。なぜならお優しいからこそお悩みだと感じたので。
●親のカードを使って課金する
お子様がななえさんのカードを使っての課金。これはどうしてカードを解約しないのでしょう。生活に使われるカードならば時間をかけてほかのカードに移行もできます。カードの管理は親の責任なんですね。私は今でも夜休むときは自分の財布を枕元に置いて寝ます。これは家族を疑っているとかではなくて、親が財布に対してそうすることで、財布(現金やカードは)そのくらい管理をするべき大事なものであることと子供も学びます。言うは易しです。アドバイスは簡単です。だけど実際にやる側としては難しいですよね。覚悟がいります。カードの解約も実際やろうと思っても、恐怖が先だったり、我が子可愛さが出てきたり、なかなかできませんものね…
そこでななえさんの気持ちが大事になってきます。どのくらい本気で止めたいのか…
…
きっとななえさんも迷っていらっしゃいますよね。親としてどうする事が正しいのかと……
●【衣食住】とそれ以外
通信制はやめたくないお子様。例え通信制でも…どこかに属した以上は必ずルールがあります。ななえさんも十分分かっていらっしゃいますよね。だから悩んでいらっしゃるのではないかと。ななえさん。15歳の男の子の子育てでどこまでが親の務めだと思います?
私はね不自由なく【衣食住】を与えてあげられればそれで満点だと思っています。
通信制はやめたくないお子様。それはもうお子様自身の問題です。辞めたくなければ行きます。昼夜逆転してたら行けません。このままではいけないことは、お子様も分かっているはずです。
お子様自身もそれは自分の問題だと分かることが必要なんです。そして自分の意見を自分から言える環境が必要です。
義務教育の年齢は終わりました。ここから先の【学】や【楽】は本人が手に入れるものです。親はサポートしかできません。お子様もそうですが、ななえさんもその気持ちを少し持ってくださいね。
突き放す訳ではありませんよ♡応援や協力はするからね!くらいの気持ちでね^^
ななえさんはお優しいから、きっとどうしよう…何とかしてあげたい…その気持ちが強いかもしれません。だけどね、【衣食住】以外、【学】【楽】同様【悩】も本人のものなんです。そこは自分で乗り越えないと、また違う困難が起きたときに同じことがおこります。その為にお子様が自分からななえさんに相談をすること。そして…それまでは親として必要以上に関与しないことも大事なことです。
●親としてできること
とはいえ…心配ですよね。このままだったらどうしよう…って頭から離れませんよね。まずはお子様がななえさんに話をしやすい環境を作ってくださいね^^話ができなければ本当は何を考えているのかも分からないですもんね^^だけど無理に聞くのはNGですよ。はじめはお天気の話でもOK。一方的でも構いません。楽しく会話できる様にと心掛けてみてくださいね^^
できないことは助けてもらうこと。失敗していいこと。諦めてもいいこと。道は1つじゃないこと。そして自分にはお母さん(ななえさん)と言う心強い味方がいること。そんな事を一つずつお子様が覚えて、お互いが自立していく時期なのではないかなと思います。
ななえさんが一人で頑張っている姿を見ているからこそ、お子様は弱音が吐けないのかもしれません。ななえさんも肩の力抜いて。一人じゃありません。私たちがいますよ♡
不登校ママサロンには私を含め10人の相談員がいます。相談員と言うと堅苦しいですが同じ不登校の子を持つママ友と思って(パパもいますよ!男性の意見を聞くのもいいかもしれませんね)お一人で悩まず、どうぞご相談くださいね。
未来はくるくる
みんなにくるくる
yukiでした
- ◆相談員「yuki」について
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大学生の息子(高校一年生より不登校)と高校一年生の娘を育てるママ。不登校ママサロンの相談員として活動する他、ご自身のブログで子育て経験談を発信中。不登校ママサロンを利用するとyukiに個別相談することも可能です。
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