2019/04/02 2019/04/06

【不登校生の保護者インタビュー】子どもへの向き合い方が変わった転機 vol.2

保護者の方に、我が子との向き合い方を伺う『不登校生の保護者インタビュー』。
今回は「子どもへの向き合い方が変わった転機」をテーマに、保護者向け相談サービス「不登校ママサロン」の相談員としても活動するママ「りょう育ママ」さんにお話を伺いました。

◆りょう育ママさんのご紹介

発達障害の3人のお子さん(小学五年生・小学三年生・幼稚園生)を育てるママ。Rizの運営する保護者向け相談サービス「不登校ママサロン」の相談員として活動する他、ご自身のブログでも子育て経験談を発信されています。

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Q. はじめて子どもが不登校になったとき、どのようなことを感じながら関わっていましたか?

わたしの場合、息子の身体にでてしまいました

具体的に言うと…
9月1日朝、嘔吐しました
幼稚園へお休みの連絡した途端…顔色がよくなりました

(この時点でわたしも病気ではないとわかりつつ)
念のため、病院に連れていくと
「どこもわるいとこない」
「様子を見てください」
との診断でした

病院の帰り道、車を運転しながら
「長男が来るのを幼稚園のお友だちが待っているよ」
と伝えると
「ぼくには、ともだちがいない」
と号泣しました

運転中だったことと
普段滅多に泣かない長男が後部座席にいたことで
なぐさめることもできず
めちゃくちゃうろたえたのを今でも覚えています

お友だちとケンカし
「長男なんか友だちじゃない!」
と言われたのが、きっかけです

このことばで
「自分には友だちが一人もいない」
と思い込んでしまったのです

当時、わたしがPTA役員をしていて、運動会の準備が毎日ありました
そのため、幼稚園を長く休むこともできず…
かと言って、一人でお留守番をいやがったので…
幼稚園へ連れていってしまいました

もし、もう一度あの時に戻れるのであれば…
わたしは、お休みすることをすすめたかもしれません
なぜなら、お友だちと会っても一言も話せなくなったからです

お友だちが大好きで
毎朝、元気よくあいさつしていた長男
いつもお友だちと園庭を走り回っていたのが…
一人で教室のすみっこで遊ぶようになってました

あまりのかわりように…
わたしもショックを受けました

Q. そのような関わり方のとき、子どもの反応はどうでしたか?

幼稚園では教室にこもっていたので、家ではなるべく外遊びをしました
また、幼稚園がお休みの日は積極的に長男が好きそうなイベントへ行きました
すこしでもリフレッシになれば…との願いもこめて

療育施設とつながっていたので、利用回数を増やす手続きをしました
家族以外の大人や幼稚園以外のお友だちとつながりをもってほしいと思ったからです

子どもは、イベントには喜び!
療育施設には母がいないので、最初は不安がってました
すこしでも不安がへるように長女と同じ時間に行くように心がけてました

Q. 子どもとの関わり方が変わった転機があれば教えてください

幼稚園の先生に何度も長男の相談をしましたが
「お母さんの気にしすぎですよ」
と毎回、言われました

でも、長男の様子はかわりません
その焦りから…
講演会へ行ったり、外へ相談に行きました
誰か先生以外の人の意見を聞きたくなったからです
使える資源は最大限につかおうと貪欲なまでに情報収集にはげみました

また、わたしがかわれば
長男もかわるかも?とのかすかな期待から
ペアレントトレーニングを受けました

●当たり前にできていることをほめる
●ごみを捨ててねと渡して
「いいよ」と言った段階で
「お母さん、助かるわ😃」
とほめる
捨てたのを見たら、すかさず
「ごみを捨ててくれてありがとう」とさらにほめる

これを繰り返すことでママの役にたっていると息子の自己肯定感をまずアップさせました
お友だちのイヤな一言が消えるまでほめてほめてほめちぎりました
当たり前にできていたことをほめるように意識したことで、長男に自信が芽生えはじめました

3人姉弟ですが、あえて長男とわたしの二人っきりの時間を5分だけもちました
そこで「大好きだよ」とわたしの気持ちを言葉にして、スキンシップを多めにしました

わたしに「大好き」と言われ続けたことで
「お友だちがひとりもいない」との長男の気持ちも薄れていったようです

Q. 現在はどのようなことを大切にして子どもと関わっていますか?

本人自身の気持ちを聴くように心がけています
何よりも
「ウソをわたしがつかない」
ことを大切にしています

一回でもわたしがウソをつくと長男は、見限ります
なぜなら、長男の勘違いで
「お母さんは、ウソをついた」
と大号泣されたことが何回もあるからです
「ウソは、ついてないよ」
と信じてもらうのがたいへんでした😅

ウソに対して敏感な長男です
信用・信頼は、親子間でもとても大切だとわたしは思ってます
どーしても言えないことは、だまってます😎

Q. 親の変化によって子どもに何か変化はありましたか?

お母さんは、ぼくの話を聴いてくれると浸透したみたいです
わたしが長男の安全基地となることにより、外でストレスがかかっても家でだせるようになりました

例えるなら、当時の長男はヒビが入ったガラスのコップでした
水をいれてもこぼれていきました
(お母さんは、あなたが大好きよと言ってもうけいれてくれなかったのです)

なので、まずヒビを修復するために自分に自信をもってもらいました
その次にわたしの「大好き」をあふれるほどそそぎこみました
おそらくこぼれまくってたかと思います😅

最初は、まったく変化がなかったのですが…
3ヵ月ほどで、お友だちにあいさつができ
園庭でいっしょに遊べるようになりました

太陽が似合う長男に、
「お外で元気に遊んでほしかった」
「心からの笑顔を待ち望んでいた」
のだとわたしは気づきました

療育施設では、プログラムより長男の気持ちを優先していただくようにお願いしてました
だんだん心をひらいて
「次は、いつ行けるの?」
と療育の日を心待ちになりました

学校以外にも居場所があるということがわかったのかもしれません

Q. 最後に、現在子どもとの関わり方に悩んでいる保護者へのメッセージをお願いします

ママ友に話しにくいことってたくさんあると思います

でも、ひとりで悩まないでください
ママもひとりだとしんどいです
話を聴いてくれるだれかが必要です

かかえこまずにいっしょに【いっぽ】をふみだしてみませんか?

◆りょう育ママのご紹介

発達障害の3人のお子さん(小学五年生・小学三年生・幼稚園生)を育てるママ。Rizの運営する保護者向け相談サービス「不登校ママサロン」の相談員として活動する他、ご自身のブログでも子育て経験談を発信されています。

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