2019/03/04 2019/03/04

入院生活が長引き、まともに学校に通えませんでした。他の同級生と比べると、悔しくてつらいです。

不登校経験者たちがあなたの悩みに回答する「子供のお悩み相談室」。今回は『入院生活が長引き、まともに学校に通えませんでした。他の同級生と比べると、悔しくてつらいです。』という悩みを相談してくれた「ひまわり」さんに、相談員「たかれん」さんから回答をいただきました。

ひまわりさんのお悩み

今年の3月に、卒業見込みの高校3年生です。
私は、小、中と登校しぶりでした。

心機一転頑張ろうと思い高校に入学しました。頑張っていたものの、高校1年の3月に心の病気になり入院しました。その後の入院生活も長く、まともに学校に通うことができませんでした。

病気が原因で、春からの進路も自分の思い通りにはなりませんでした。他の同級生と比べ、「本当は、もっと充実した高校生活を送りたかったのに」「春からの進路もこんなはずじゃなかったのに」と思うと涙が止まりません。

病気になってしまった悔しさ。もっと高校に通いたかった思い。何か良いアドバイスはありますか?

相談員「たかれん」の回答

たかれん

ひまわりさん、初めまして。
ご相談ありがとうございます。

高校に入学して、アルバイトとか部活とか、これからどんな人と出会えるのか、どんな経験ができるのか……。
期待で胸いっぱいの時に入院することになって、本当に悔しい思いをされたと思います。

同い年の子たちは、学校で楽しげに話していて、テストを受けたり行事に参加したり、恋をしたり、充実をした日々を送っている。
それなのに自分は、長い入院生活で、学校に通うこともできなかった。

「私の3年間、なんだったんだろう」
そう考える日もあるかもしれませんね。

わたしも大学に入学するくらいまでは身体が弱くて、入院こそしなかったものの、学校行事に参加できなかったり、みんなが遊んでいる間に保健室で過ごしたりすることが何度もありました。
みんなが持っている思い出を自分だけが持っていない、卒業アルバムのコーナーに自分の写真がないというのは、なかなかに悲しいことですよね。

きっとその虚しさは今すぐに払拭できるものではないだろうし、大人になってからもふとした時に「あの時、悔しかったなぁ」なんて切ない気持ちになることもあると思います。

ただ、1つ忘れないでほしいのは、「不運と不幸はイコールにはならない」ということです。

ひまわりさんは、もしかしたら不運だったのかもしれません。
何も悪いことをしていないのに、心の病から満足に学校に通うこともできず、十分に思い出を作ることが叶わなかった。
これは、ひまわりさんが悪いわけでも、周りの人が悪いわけでもないですよね。

でもだからといって、その人生を、3年間を「不幸だった」と括る必要はないんです。

人は、たくさん嫌なことがあると、本当は良いことや嬉しいこともあったはずなのに、その時期の思い出をすべて否定して、「あの時は最悪だった」と完結させてしまうことがあります。
もちろん、そう思わなきゃやってられないくらいに嫌な経験だったのだろうし、「良いこともあったんだから肯定しないと」なんて言うつもりはありません。嫌なものは嫌だ、でいいんです。
悔しかった、もっと青春を楽しみたかった、心機一転頑張ろうと踏み出したあの勇気を返して、そう思っていいんです。

でも、そんなひまわりさんにも、ステキな思い出はあるはずです。
心機一転これからは頑張ろうって決めたんだもの、それからの3年間の何もかもがダメで、クラスメイトたちと比べて劣っているなんてことはあり得ません。

それからね、青春はいつだってやれるものですよ。
わたしは大学生になってから、高校生の時の制服を引っ張り出して遊園地に行きました。
初めて友達とカラオケに行ったのは高校生になってからで、初めて恋人ができたのは大学に入ってからです。
中学1年生の時に半年以上学校に通えなくて、その後も長く苦しんだせいで、まわりと比べるとずいぶん遅い青春になってしまいました。

それでもね、楽しいですよ。
仕事終わりに懐かしい友達と近況を語り合ったり、行きつけのお店を発掘して寂しい夜に立ち寄ったり、あえて大人じゃやらないようなバカをやってみたり。
大人になってからのほうが楽しいこともたくさんあります。
けれど、多くの人は青春時代に充分に謳歌するから、そんな日常に潜んだ楽しさなんて見逃してしまう。
幸せなことを当たり前なものとして流して、いつの間にか時間だけが過ぎ去ってしまう。

きっと、「こんなはずじゃなかった」と思うひまわりさんだからこそ、見つけられる幸せが、楽しみが、あるのではないかな。

人生を楽しむのに、年齢制限はありません。
高校生活がひまわりさんの予想に反するものになったように、自分の望むものではない進路も、もしかしたらひまわりさんの予想に反して、ステキな日々になるかもしれません。
こればっかりはなってみないと分からないけれど、「どうせこの先も良い事ない」なんて考えるよりかは、「これだけ我慢したんだから、これからは楽しむぞ!」と考えたほうが、いくらか気持ちは楽になるのではないでしょうか。

今のひまわりさんは、これからの人生の中で一番可能性に溢れています。
過去を見つめていると、なんだか青春は遠い昔で、もう今の自分には手に入らないもののように感じられますが、未来を見つめてみると、今の自分が一番若いことに気がつけるはず。
一番、豊かな未来を持っている今の自分を、見てあげて。
やりたいこと、したかったこと、できなかったこと、全部全部、これから叶えちゃいましょう。

大丈夫。
ここまで精一杯頑張ってきたんだもの。
ひまわりさんのこれからの将来は、たくさんの幸せに満ちていくと思いますよ(*´`)

◆相談員「たかれん」について
たかれん


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