2018/01/16 2018/02/08

引きこもり脱出!半年間引きこもりだったわたしが社会復帰した方法

学校や社会、様々な環境で人間関係に悩んでいる方の場合、同時に「引きこもり」にも悩んでいることがあります。
実際わたしは中学1年生~2年生の不登校だった期間に約半年間、引きこもり生活をおくっていました。

不登校を解決しよう、社会復帰をしようと考えた時、まず解決しなけばいけないのは、この「引きこもり」状態です。
人と接する機会が少なければコミュニケーションへの苦手意識を克服することは難しいと思いますし、なによりそういった悩んでいる方がずっと孤独な状態で過ごしていると「自分はなんてダメなんだ」「何をやっても無駄だ」と悪い方向に思考が向きやすいのです。

そこで今回は、半年間引きこもりだったわたしが、また学校に通い始め社会復帰を果たした経験をお話ししたいと思います。
このブログが今引きこもりや様々な問題で悩んでいる方にとって少しでも救いになれば幸いです。

引きこもりを脱出するためになにより大切なこと

「引きこもりをやめるんだ!」と意気込んだ時、忘れないでほしいことがあります。
それは、「引きこもり=ダメ」ではないということ。そして、引きこもりを脱出するにはそれ相応の時間がかかるということです。

「引きこもり=ダメ」ではない

まず「引きこもり」という言葉から、あなたはどんなイメージがわきますか?
家に居てばかり。友達や信頼できる相手がいない。孤立している。誰かに依存して生活している……。そんなところでしょうか。

わたしは、引きこもりは悪いことだとは考えていません。
結果としてわたし自身は引きこもり生活をやめて今は週に6.5日は出かけるようなアクティブ生活をおくっていますが、どんな生活スタイルにもいい部分と悪い部分があります。

実際、わたしの友人には、月に2回程度しか出かけないものの自立した生活をしている人がいます。
働き方や生き方がこれだけ多様になった現代で、「友達は多いほうがいい」「人と接する機会をもったほうがいい」といった価値観に縛られてしまうのはもったいない!

引きこもりの生活が快適だ、楽だと思うのなら、そのスタイルのまま生きる方法を考えてみるのもありなのです。
このブログは「引きこもりを脱出する方法」を記していますが、あくまでそれは「引きこもりを脱出したいがどうしたらいいか分からないと感じている方、あるいはそのご友人やご家族に向けられたもの」であることを頭に留めておいていただけたら幸いです。

あなたの生き方は、あなた自身が決めることができるのです。

引きこもり脱出には、時間がかかる

例えば、ずっと夜型生活の人が朝型生活に切り替える時や、これまで毎日やっていた習慣をやめる時には、それ相応の時間がかかりますよね。
場合によっては、工夫をこらして習慣を切り替えやすくしたり、周りの人に協力をお願いしたりする必要だってあります。

引きこもりも、同じこと。
引きこもりというのは、病気や障害ではありません。生活の1つのかたちです。

生活を変えようとするのですから、今日決意して明日すぐにできるかというと、そういうわけではありません。
怪我して入院していた人にリハビリが必要なように、引きこもりを脱出しようとする人にも、「必要なステップ」というものがあるのです。
ですから、引きこもりをやめようとしてからなかなかうまくいかなくても、焦らないで大丈夫。
ゆっくり、あなたのペースで、進んでいきましょうね。

なぜ引きこもりになってしまうのか?

そもそも引きこもりとは、どういう状態を指すのでしょうか。
厚生労働省では、引きこもりは「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」と定義されています。
買い物などで時々外出する場合も、引きこもりに含まれるそうですよ。

(詳細はこちら⇒厚生労働省|政策レポート ひきこもり施策について

10代・20代といった比較的若い世代の引きこもりは度たび話題になっているかと思いますが、大人になってから、40代を越えてからも引きこもりなどで悩み続けている方はたくさんいらっしゃいます。

これまで、特に10代や学生の方の引きこもりの相談をたくさん受けてきましたが、子どもの頃から「いい子」「優等生」と言われてきた方や、自己主張をあまりせずに周りに合わせる方が多いように感じました。
わたしも引きこもりになった時は、自分に自信がなく、不安感がすごく強い状態でした。

引きこもりになってしまう原因は、人それぞれです。
直接的な原因がある人もいれば、日常の積み重ねで苦しくなってしまった方もいらっしゃるでしょう。

わたしの場合は、中学1年生の時に受けたいじめが原因でした。
学校に行くと人格の否定ばかりをされ、それでも3ヶ月ほど我慢しましたが、ついに耐えきれず……。
中学1年生の夏休み直前、わたしは不登校になり、同時に引きこもり生活をおくるようになりました。

引きこもり時代は、もう毎日毎日苦しいことばかり。

不登校になっても普通に日常を過ごしていくクラスメートや先生。
部屋に一人引きこもっていても幸せそうな家族。
そんな人たちを見かけるたびに、声を聞くたびに「おまえはこの世界には必要ない、いらない人間なんだ」と突き付けられるようで、毎日苦しくてたまりませんでした。

しかしそんなわたしも、今ではコミュニティスペースの管理人を務めるほど、人とのコミュニケーションが大好きになっています。
引きこもりは、やめようと思えばやめられるものなのです。

引きこもり脱出のための3ステップ

前置きが長くなりましたが、ここからは「引きこもりを脱出する方法」を考えてみましょう。

Step1. ちいさな生活習慣から身につける

引きこもりを脱出するためにまずわたしがやったのは、生活習慣を整えることでした。
昼夜逆転生活を早寝早起き生活にし、定期的に部屋の掃除をするようにし、趣味に没頭する時間をつくり、勉学に励み……。
でも、いきなりそんな生活に切り替えられたかというと、そういうわけではありません。

生活習慣を整えるには、小さなことから。
わたしが実際に取り組んだものの中から、特に引きこもりに悩んでいる方におすすめの生活習慣を3つご紹介します。

1. 部屋の一か所だけ掃除する

わたしが引きこもりだった時は、部屋の中はいつも散らかっていて、どこに何があるかも分からない状態でした。
部屋は、その人の心をあわらします。
部屋が汚いとなんだか心も荒んでしまうし、逆に心が荒んでいる時には部屋はそれに合わせてどんどん雑然としていくものです。
だからこそ、部屋をきれいにすると心も少しスッキリします。

とはいえ、引きこもりで体力が落ちている、気持ち的にもやる気が起こりにくい状況で部屋全部をきれいにしようとするのはなかなかに重労働ですよね。
汚すぎる部屋を見て「これを全部やらないといけないなんて……」と憂うつな気分になってしまっては、元も子もないのです。

そんな時におすすめなのが、「部屋の一か所だけ掃除する」ということ。
例えば、洗濯物が床に散らかっていたらハンガーにすべてかけるとか、机の上にプリントが散らばっていたらきれいにファイリングするとか。
どんな小さなことでもかまいません。
机の上やクローゼットの中など、どこか一か所だけきれいにしてみましょう。

特に机の上をきれいにしておくと、何か気になるものややってみたいことが見つかった時にすぐにノートやパソコンを広げられるのでおすすめです。

2. 生産性のある趣味を持つ

引きこもりの時により落ち込んでしまう原因の1つは「消費しかしていない」ことにあると考えています。
仕事など誰の役にも立っていないのに、食事をとったりお金を使ったりしている状況に対して「これじゃ生きている価値なんてない」と考えてしまうのです。

ですから、何か1つ趣味を持ちましょう。できるだけ生産性がある、取り組んだ後に何かものが完成したり、自分が何かを得たりできる趣味がいいと思います。

  • 読書(知識が広がり、新しい価値観に出会えます。読むだけで終わらせず、感想など残すとより◎)
  • 日記(毎日じゃなくてもOK。抵抗がなければブログとして公開していくと同じ引きこもりの人たちと出会えるかも?)
  • 手芸(できあがったものをSNSなどで公開してみるのもおすすめ)
  • 小説を書く(公開しなくたって大丈夫。あなただけの物語を綴ってみましょう)
  • などなど・・・自分の興味のわくものだったらなんでもOK!

他にも、映画を観たり、音楽を聴いたりするのもいいですね。
あなたの興味のわくものでかまわいないので、ぜひ何かやってみてください(*´`)

ちなみに、ネットサーフィンやSNSなどをメインにしてしまうのはあまりおすすめしません。
パソコンの画面などから出るブルーライトは睡眠に悪影響ですし、「引きこもりを脱出するため」なら、ネットやパソコンといったものからは少し距離を取ることをおすすめします。

3. 朝ごはんを食べ、夜はお風呂に浸かる

引きこもりの方の多くが、昼夜逆転生活をおくっているかと思います。
わたしもその一人。朝や、ひどい時はお昼頃に寝て、夕方~夜頃に起きる、という生活でした。

そこで実践したのが「朝と夜にそれぞれ決まった習慣をつくる」というもの。
朝、起きたらまずご飯を食べ、夜は寝る前にゆっくりお風呂に浸かるようにしました。
すると、二度寝や夜更かしがしにくくなり、少しずつ「朝起きて夜眠る」という生活ができるようになってきたのです。

体質によって、朝ごはんを食べると調子が出なかったり、寝る前にお風呂に入ると疲れてしまったりする人もいるようですから、自分に合った習慣を取り入れてみてください。

できれば、「朝起きたらポストをのぞきにいく」というような、朝は日光に当たるようにするといいですね。

Step2. ちょっとだけ外出してみる

生活習慣を整えることができたら、次は少しだけ外出してみましょう。
買い物でもなんでもかまいませんが、わたしが特に良いと感じたのは、「図書館通い」です。

引きこもりで悩む方で多いのが、「周りの目を気にしすぎる」「常に他者からの評価を気にしている」といったもの。
その点図書館は、もちろん皆さん本を読みに来ているわけですから、周りから話しかけられる心配もありません。
皆さん自分の目当ての本を探したり読んだりするのに夢中で、あなたがどんな行動をしているかはもちろん、入館したことにさえ気づかないかもしれないのです。

図書館は何時間居ても何も言われませんし、別に本を読まなければいけないわけでもありません。
わたしが引きこもりを脱出しようとした時は、毎週月曜日に図書館へ行くと決め、週に1冊本を読んでいました。

他にも、例えばカフェで1時間ほど過ごしてみたり、気になった映画を観てみたり。軽く散歩をしてみるのもいいですね。
調子が出てきたらウィンドウショッピングなんてしてみると、なんだか心がウキウキするかもしれません。新しく買った洋服やものを部屋に置くだけでも、なんだか景色が変わり、達成感を持つことができますよ。

時間は何時でも大丈夫ですが、睡眠に悪い影響が出ない程度にしましょう。

外に出かけることに抵抗がなくなってきたら、引きこもり脱出まであと一歩。
むしろ、引きこもりの定義から考えれば、この時点であなたはもう引きこもりを脱出できてしまっています。

Step3. 人と会話をしてみる

最後のステップは、「人との会話」。
ハードルが高く感じますよね。
「わたしの会話なんて面白いわけがない」「相手がつまらなそうな顔をしたら嫌だ」「どうせ陰で笑われる」……そんなことを考える方も多いでしょう。

そんな方は、まずはご家族に挨拶するところから始めてみるのはいかがでしょうか?
「おはよう」「おやすみなさい」そんな一言から、家族との交流がまた始まるかもしれません。

一人暮らしだったり、家族とうまくいっていなかったりする場合には、「自分と同じような立場の人が集まる場所」を探してみるのもいいでしょう。
今の時代、「自助会」「コミュニティスペース」といったものはたくさんあります。
ネットで検索してみるといろいろと出てくると思いますので、まずはサイトやSNSなどをチェックしてみましょう。
(尚、わたしが管理人をしている「ココトモハウス」も、コミュニティスペースのひとつ。ぜひ興味があればサイトを見てみてください☆)

無理に自分から話そうとしなくても、「最近どんなことがあった?」「何をしてるのが楽しい?」なんて話を相手に訊いてみて、その相づちを打つだけでも大丈夫。
会話が続かなくてもいいから、「相手との交流を楽しむ」ということを大切にしてみてくださいね。

それでもやっぱりうまくいかない……と悩む方へ。

わたしはこの3ステップで少しずつ引きこもりを脱出していきましたが、全ての方がこれで解決できるわけではないと思います。

引きこもりは生活。
生活を変えるのは、時間がかかるもの。

それが分かっていても、どうしたって「できない自分」「進んでいない自分」が居ると、自己否定の気持ちや焦りが芽生えてしまうと思います。
そんな時には、「人とのつながり」がきっと役に立ちます。

わたし自身、引きこもりで悩んでいる時には、人とのつながりが生きる支えになりました。
SNSやネット上のつながりでも大丈夫です。
助けを求められる相手を、何気ない日常について話せる相手を、さがしてみてください。
その人はきっとあなたのすぐ傍にいるはずです。

現在、ブログ「引きこもりでも人とつながりたい!そんな時チェックしたい団体・イベント等一覧」を執筆中ですので、公開されましたらそちらも併せてチェックしてみてください(*´`)

繰り返しになりますが、引きこもり自体は決して悪いことではありません。
周りからは、外に出たほうがいいだなんだと言われるかもしれませんが、その発言の張本人は、そうやって挑戦した末にあなたが傷ついても、その責任はとってくれないのです。

どんな生き方を選ぶか、それはあなた自身に託されています。
どんな生き方であろうとも、生きているあなたが幸せならそれでいいのです。

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