- 不登校の子育て経験者があなたの悩みに回答する「保護者のお悩み相談室」。今回は『母親として娘にどんな声かけをしたら良いか教えてください』という悩みを相談してくれた「月野」さんに、相談員「しらゆき」さんから回答をいただきました。
月野さんのお悩み
不登校の娘にどんな声かけをしたらよいか。中学一年生の子が学校に行かなくなりました。
はじめは体調を理由にしていましたが、家で元気にゲームやインターネットばかりしているので「みんなも頑張って学校に行ってるんだから元気になったのなら行かなきゃだめだよ」と、イライラしながら伝えてしまったことがあります。
そうすると娘は、友達や学校の先生が怖いと話してくれました。ニコニコしているけど裏がある。と。
しかしそれ以上は答えてくれず、何を聞いても「どうせお母さんには分からない」と言い放たれてしまいます。
日に日に私にたいしての言葉遣いもひどくなっており、正直な話、その言葉を受け止めるだけでも悲しいしつらいです。最近は私から娘に話しかけるのもすこし躊躇するようになってしまいました。
そうすることで何とか自分の心を保っていますが、同時に娘のことがやはり心配なので、色々と考えてしまいます。
娘の将来にも不安があります。
たしかに最近は学校に行かないという選択肢もありだと思います。ただ、親としてはやはり色々と考えてしまうんです。先が見えないと不安です。
せめて娘の気持ちが少しでも知れたらいいのにとおもってしまいます。
母親として娘にどう接するのがよいか教えてください。
相談員「しらゆき」の回答
月野さん、初めまして。相談員のしらゆきと申します。
どうぞよろしくお願いします。
中学一年生の娘さんが学校に行かなくなったとのこと。
それはとても心配になりますよね。
また子供からぶつけられるやり場のない怒りや感情は、受け止める親は本当に苦しいのですよね。
私は辛い時、”子供の愚痴”をブログに吐き出して心のバランスを取っていました。
月野さんも、苦しい気持ちは何でもいいので、時々吐き出して自分を労わってあげて下さいね。
子供が不登校になった時。
私も最初は子供の将来を案じるばかりに、一生懸命子供を学校に“行かせよう”としてしまいました。
子供がどう感じているか?を知ろうとせず、とにかく自分の不安を解消したくて。
だけど大切なのは“子供の気持ち”なんですよね。
「せめて娘の気持ちが少しでも知れたらいいのに」とありましたが、娘さんは「友達や学校の先生が怖い。」と気持ちをお母さんに伝えてくれています。
家の娘も月野さんの娘さんと同じようなことを話していました。
「友達が先生に怒られていると自分も辛くなる。」「友達が“いいよ”と言っても本当は“嫌”だとわかってしまう。」と。
月野さんの娘さんは、とても感受性が強いのだと思います。
感受性の強い子供は、とっても繊細で優しいです。
人より敏感なせいで、人がたくさんいる学校という場所は、刺激が多すぎて本当に疲れるようです。
疲れるし、傷つく。
娘さんは今まで本当によく頑張ってきたのだと思います。
めいっぱい頑張ったけど、もう頑張れなくなった。
これ以上頑張ると“心”が壊れてしまうから、自分の“心”を守っている。
それが今の娘さんの状態なのかなと感じました。
いっぱい頑張って来た娘さんを信じて、今は学校については何も言わずそっと見守ってみませんか?
娘さんは学校に行かないことで、罪悪感を感じ自分を責めているかもしれません。
「大丈夫。学校に行かなくてもあなたは素晴らしい存在。」と感じてもらえるように。
まずは娘さんの言動を“否定”しない。
そして自分の“不安”な気持ちは。
娘さんに意識が集中してしまうと、“見守る”ではなく“監視”になってしまいます。
なので“不安”な気持ちは自分で整える。
私はこうして少しずつ前に進むことができたので、もし宜しければ試してみて下さいね。(*^_^*)
- ◆相談員「しらゆき」について
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高校一年生の娘(小学三年生より不登校)を育てるママ。不登校ママサロンの相談員として活動する他、ご自身のブログで子育て経験談を発信中。不登校ママサロンを利用するとしらゆきに個別相談することも可能です。
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